新年1発目の美術館散策として、ムンク展に行ってきたよ。お正月は都内空いてて最高!と思いきや美術館は混んでる。マンチと書いてムンク。
「叫び」しか知らなかったけど、それ以外を見るとゴッホ感のあるテイストだった。死をモチーフにした作品が多くて、暗く陰鬱な作品もあれば、死があってこそ生があるという明るいタッチの作品もあって、躁鬱がよっぽど激しかったんだろうね。
「接吻I」「接吻Ⅱ」のようなタイトルで同じモチーフの作品を作ってるんだけど、コンピレーションアルバムっぽい。
版画作品も多い。版画は量産できるから、メッセージを多くに届けられるという趣旨らしい。版画も版をパーツごとに分解して色を変えて組み合わせる手法もやってる。つまりセルフリミックス。
そういう意味でムンクって、ミュージシャン気質だったのかな。晩年は割とポップで、尖った曲ばかりリリースしてたのに、万人ウケする曲作ったなという印象。
気に入ったのはお医者さんの肖像画(リンク)。恋人と言い争ったときに銃が暴発して、手を怪我したときに治療した先生。絵自体というか、この絵を描いたとき、支配されるものが支配する瞬間を感じたという闇深い物語が好き。
「叫び」の隣に展示された「絶望」を見て「可愛いー」といっていた女性の感覚はよく分からないです…
お土産にはポケモンとコラボしたポストカード買った、コダックが「可愛いー」ね。